銘板のJIS規格について

2021年5月10日

JIS規格とは、日本の産業製品に関する規格や測定法などを定めた日本独自の国家規格のことです。JIS規格と一口に言っても、産業製品生産から情報処理、サービスに関する規格などその種類は様々でかなり細かく分類することができます。またその細分化された規格一つ一つにも細かい規定があるのです。

JISというのは日本産業規格(Japanese Industrial Standards)の略称で、さまざまな製品に関する規格が設けられています。今回はそんなJIS規格の中のシールやシルク、エッチング製品、彫刻といった銘板に関するJIS規格についてご説明していきます。

銘板のJIS規格

JIS規格と一口に言っても、様々な種類に分類されています。今回はそのなかでも銘板のJIS規格についてご説明していきます。

また、銘板には上記でも述べたようにシール、シルク、エッチング製品、彫刻など多くの種類があります。一般的には、名板や銘鈑、ネームプレートなどは同義語として使用されています。

銘板JIS規格の要領について

銘板のJIS規格には様々な要領があります。細かく指定されており、それらを守らなければいけません。簡潔にではありますが、銘板JIS規格の要領についてご紹介していきます。

適用範囲

銘板のJIS規格は、機械器具類に取り付ける銘板の設計基準について規定しています。ここでいう銘板とは「JIS Z 8304 銘板の設計基準」にある、「銘板とは、金属、プラスチック又は紙を素材とし、必要な事項を容易に消えない方法で表示したもの」と定義されているものを指します。

銘板の種類

ここで規定されている銘板の種類はエッチング銘板、アルマイト銘板、オフセット印刷銘板、シルクスクリーン印刷銘板、プレス銘板、機械彫刻銘板です。また、それぞれの銘板で使用可能な材料の種類も細かく指定されています。 例えばアルマイト銘板ではアルミの材料を使用しますが、その中でもJIS H 4000のA 1080 P、A 1050Pという種類のアルミ材料などが使用可能とされています。

形状及び寸法

銘板の形状は正方形、長方形、円形、だ円形と定められています。また、それぞれの形状の寸法も定められています。銘板の高さとの比率によってその幅の寸法が決定されております。例えば、1:1、1:1.6、1:2などです。また、機器の定格などを表す際は、なるべく縦横の比率が1 : 1.6のものがよいとされています。

記載要領

銘板のJIS規格には9つの記載要綱があります。 書き方、文体・説明・注意その他の文体漢字、仮名、数字、単位記号、仮名遣い、送り仮名、専門用語です。

書き方は原則として左横書き、文体・説明・注意その他の文体漢字は簡単で分かりやすい文章口語体又は口語体、漢字は原則として常用漢字、仮名は、平仮名又は片仮名、数字は、原則としてアラビア数字などといった決まりが定められています。他にも今あげてはいませんが細かく規定されています。

書体

書体とは文字の形体のことで、一般に漢字、かなについていいます。例として挙げるならば、明朝体やゴシック体という言葉を聞いたことがあるかもしれません。もちろんJIS規格ではこの書体にも指定があります。

漢字と仮名文字は角ゴシック体又は丸ゴシック体、アラビア数字は、角ゴシック体又は丸ゴシック体、ローマ字は、ゴシック体といった形です。基本的には書体はゴシック体で統一されています。角ゴシック体と丸ゴシック体は基本的に設計者などが選択していますが、一つの銘板の中では統一されることが多いです。

また機械彫刻銘板の書体に関しては、JIS Z 8903[機械彫刻用標準書体(常用漢字)]、JIS Z 8904[機械彫刻用標準書体(かたかな)]、JIS Z 8905[機械彫刻用標準書体(アラビア数字・ローマ字)]、JIS Z 8906[機械彫刻用標準書体(ひらがな)]に記載されています。

項目の配置

多くの銘板には製品名や製造番号などを記載します。その配置にも規定があります。配置に規定があることで、銘板の表示に統一性が出て視認性が向上します。

例えば製品名はなるべく上部中央に配置することとあります。他にも、形式、要目、質量、製造(又は取得)番号、製造(又は取得)年月、製造業者名(又は取得者名) や 銘板番号の場所も規定されています。

銘板のJIS規格の種類

様々な規格の一つである銘板のJIS規格はさらに細分化することができます。例として、アルマイトや彫刻などがあげられます。アルマイトの場合、設計基準から使用する薬剤に関する項目、試験方法等の規格があります。彫刻では設計基準や漢字、かな、数字ごとに分けられている文字の書体の規格があります。

JIS規格は身近なもの

JIS規格とは冒頭で述べたように日本の国家規格のことです。日本の基準の規格と言えますので、この規格にならううことで整合性がより高まります。今回はその中でも銘板のJIS規格についてご紹介しました。JIS規格を細分化したものの1つでもここまで細かい規定があります。この規定を守り銘板を作成することで一定の基準を保つことができ品質などのばらつきが無くなります。

銘板だけでなくJIS規格は様々なものに適用されています。皆さんの身の回りにある製品もJIS規格を基準に製作されたものかもしれません。ぜひ身の回りの製品を探してみてください。

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