UL規格について

2021年7月5日

ULラベル
シール
ラベル

UL規格とはアメリカの”Underwriters Laboratories Limited Liability Company(UL LLC)” という会社が定めている規格です。アメリカの認定機関の中でもUL規格は安全規格の最高権威として社会的に信頼されており、各州や市でも条例で安全規格にULを認めています。日本でいえばJISマークの付いた定規は精度が高いと認識しているように、“ULマーク=安全性が高い”という認識ができています。

弊社ではUL規格の認定を受けたUL認定ラベルを取り扱っています。今回はそんなUL規格についてご説明します。

UL規格とは

UL規格とはアメリカの、主に電気製品の安全性に関する規格です。しかし、最近では、電気製品に留まらず産業機器や自動車部品まで、UL規格が広がっています。アメリカで安全規格の最高権威として社会的に信頼されており、日本で言うJIS規格のような認知度です。 また、アメリカではUL認定を前提として輸出を設定されている事もあり、アメリカを対象に取引をする場合、UL規格は必須と言えるでしょう。 火災保険業者によってはUL規格が無い場合保証しないとしている所もあるようです。

ULの主要なマーク

ULマークとは 製品に表示するマークのことで、ULがその製品のサンプルを試験・評価し、ULの要求事項に適していると判定したということを示すマークのことです。代表的なマーク2種類を紹介します。

リスティングマーク

リスティングマークとは一般的に最終製品(完成品や一般販売される部品等)につけられるマークです。その製品サンプルがUL安全規格に基づいた試験を受け、ULの要求事項を満たしている場合に使用が許可されるマークです。実際の製品にプリントされたり、ラベルとして貼り付けられたりして、表示されています。

レコグニッションマーク

製造者の工場において、最終製品に組み込まれる部品や材料について認証を受けた認定品に表示されるマークです。ULが発行する「イエローブック」に一覧が記載され、UL認定を受けた部品かどうかを調べることができるように整備されています。

ラベルのUL規格のカテゴリー

弊社でも取り扱っているUL規格のラベル製品には種類や最終使用状況によって各カテゴリーに分類されます。

マーキング&ラベルリングシステム(PGDQ2)

PGDQ2とは、UL認定工場にて全ての印刷を行い出荷する場合のマーキングアンドラベリングシステムのラベル規格です。

基本的にこれらのラベルは、印刷・抜き加工された完成品ラベルとして販売されており、お客様が追加印字を行うという状況は含まれておりません。

マーキング&ラベルリングシステム-印刷材料(PGJI2)

PGJI2とは、UL認定工場にて主要部分を印刷し、熱転写、レーザー、ホットスタンプなど、簡単な印刷機器を使用して、製造ロットなどを顧客が指定のインクリボン(ラベルと相性のよい指定された追加印字用のインク)を使用して追加印字する印刷済ラベル及び未印刷のラベルです。

納入先でお客様が追加印字をすることにより、ULラベルとして使用することができます。 ただし、指定インクで追加印字をしない限りULラベルとしては認定されないので、注意が必要です。

マーキング&ラベルリングシステム-材料(PGGU2)

PGGU2とは、ラベルの作成に使用される材料を定めている規格です。 ラベル用の基材やラミネートフィルム、それらに使用される接着剤等が含まれます。 通常は材料メーカー側がこの規格を取得しており、印刷加工業者はこの材料を購入して、ラベル製作を行っております。

UL規格認定の検査

UL規格の認定には製品の規格に問題がないかの検査と、工場への立ち入り検査があります。それらを定期的に行いクリアすることでUL認定工場としてUL認定製品を引き続き製作することができます。

製品規格の検査は、工場が評価サンプルを送り、そのサンプルをもとに規格に達しているかの試験を行います。

また、工場への立ち入り検査は、承認された材料・インクを使っているかの確認、製品サンプルをアメリカに送り試験をし、その結果が合格ならばUL認定が継続するといった流れになります。それらの試験や検査に合格しなければ認定の継続は認められません。

オーソライズ・ラベル・サプライヤープログラム(ALSプログラム)

UL規格の製品にはULマークが印字されます。そのマークを印字するのにも許可が必要で、その印刷許可をする認定のことをオーソライズ・ラベル・サプライヤープログラム(ALSプログラム)といいます。工場がこのプログラムに登録することでULマークを使用したラベルを受注・製造できるようになります。

このプログラムに認定されていない工場でULマーク等を印刷されたラベルを、製品などに張り合わせてしまうと、最悪の場合出荷停止になってしまうため注意が必要です。

UL規格は社会的信頼度の高い規格

UL規格はご紹介した通り、細かい決まりがあり、規格の認定を継続するのはかなり大変です。しかし、その細かい評価・試験をクリアした製品は安心・安全・保障が約束されています。

当社の製作実績をご紹介

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当社ではUL認定ラベルを取り扱っております。海外向けのラベル製品を検討している場合はぜひUL認定ラベルについてお問い合わせください。

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また、ULラベル製作に関する専門サイトを開設しております。合わせてこちらもご覧ください。

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